散もぐさと切りもぐさ

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もぐさは「散」なのか?

写真(ページ一番下)は「(高級)小袋もぐさ」(左)と「切りもぐさ」(右)。2つの商品は共に江戸期には既に販売されている記録が残っています。
「(高級)小袋もぐさ」はもぐさを袋に入れ薄く伸ばした商品です。弊社では昔、昔その昔から「バラモグサ」と呼んでいます。一方、「切りもぐさ」はもぐさを紙に巻き400粒の粒状のもぐさに成形し、1粒を1回分のお灸として使用する商材になります。「キリモグサ」のネーミングで販売をしています。「切りもぐさ」は何処でも誰でも「キリモグサ」と呼んでいる模様です。
ここで疑問に思う事?「(高級)小袋もぐさ」を「バラモグサ」と呼んでいる私共に対し鍼灸学校様などで使うテキストには「散艾」と書かれており、「チリモグサ」「チラシモグサ」「サンモグサ」などと教えておられます。一つの商材に対し私が聞いただけでも3つもの呼称が存在しています。これは「散艾」の語句にはルビが降られておらず多様な呼び方が出来たと考えられます。
ここからは全くの私見です。何方かを責めようとか誰かを非難するつもりは毛頭御座いません。ご留意ください。
私の推測では

教科書の編纂時期(初版時)に編集者側からもぐさ屋に対して商品の呼称等に対するヒヤリングが行われもぐさ屋も回答書を提出した。その際にルビを降らず当たり前のように「散艾」や「切り艾」などと書き提出したのではないでしょうか。受け取った側もそれ程大きな迷いもなくそのまま「散艾」や「切り艾」と編集しテキストに記載した。

それでは何故弊社が「散艾」をバラモグサと二百年以上の長きに渡り読んでいるのか。この【散】という文字、「お金を散蒔く」と書くと【バラ】と読めるのではないでしょうか。これが弊社の「バラモグサ」の呼び方であり、袋に入れてある状態のもぐさを一枚一枚バラバラにして中山道柏原宿を訪れる旅人に販売したことが語源だと思われます。それでは【散】ではない状態のもぐさは古来から何と呼んでいるのか?

それは【俵(ヒョウ)】もぐさです。

【俵】という文字を見て皆様は何を頭の中で想像されますか?様々な形が思い浮かぶかとは思いますが、一俵、二俵と文字を付け加えてみると如何でしょうか?薄っすらですが米俵なんかが頭の中に浮かんできませんか。もぐさ作りとお米作りでは言葉や道具などでリンクする部分が多く見受けられます。江戸時代の農業特に稲作は江戸幕府の基幹産業であったため米作りの出来栄えに幕府財政が左右される程でした。基幹産業に先進的な技術や知識また資本が大いに活かされる事実は現代でも江戸時代でも同じであり、その技術や知識を使えとばかりに他の産業延いてはもぐさ作りにも応用されたことは至極当然のように思われます。もぐさの原料であるヨモギの多くを農家の方々が収穫されていたことも情報の共有を容易たらしめた要因であると考えます。(※注1)実際に米作り用の唐箕が開発され多くの農家で利用されたと推測される年代以降にもぐさの生産量が徐々に増大し凡そ100年後に木曽海街道六拾九次之内柏原の版画絵の中で歌川広重が亀屋もぐさの店頭風景を描いた事は非常に興味深い事柄です。(※注2)さらに需要の増大に供給が追い付き江戸や大坂という一大消費地に米俵の荷姿でもぐさが送られていたとしても何ら不思議はありません。(※注3)つい十年ほど前、愛媛県のとある山間の町に在る家の蔵からもぐさが俵にくるまれた状態で発見され、そのもぐさの年代を推察しに来て欲しいと依頼があり現場近くへ足を運んだことが思い出されます。

甚だ僭越ですが、

弊社と同じく江戸期からもぐさの商いをされておられる日本橋小網町にある釜屋さんの状況も書き記しておきます。「おつなちらしで こころのこまの くるってつないだ 三のいと」という都都逸に「チラシモグサ」の語源を見ておられる模様です。(この都都逸の浮世絵を見るとよく分かりますよ。) 即ち釜屋さんは【散艾】を「チラシモグサ」であると考えておられます。ただ釜屋さんにも弊社とは異なる形の商材を「バラモグサ」と呼ぶ商慣習はいまだ健在で「バラモグサ」という単語も全く意味のないもぐさ屋用語では無いような気がいたします。
小袋もぐさと切りもぐさ

(※注1)米作り用唐箕が全国的に普及する年代を和漢三才図会が刊行された1712年から1720年代前半と推測し、歌川広重が亀屋もぐさの店頭風景を描いた木曽海街道六拾九次之内柏原の版画絵の制作年代を1830年代後半(1835年-1837年)と推測しています。
(※注2)もぐさの生産量がそのピークを迎えたのがペリー来航あたりの1850年代だと記憶しています。が、如何せん不確かな記憶でもあり正確な情報をお持ちの方は是非ご教授ください。
(※注3)現在、弊社に於いてもぐさを米俵に包み出荷する作業は有りませんが、棚卸しをする際に使用する項目の一つに「俵もぐさ」という項目は存在します。

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ストレス解消法

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ストレスについて

1.ストレスの原因

社会的=会社・政治・公害・近所付き合い・騒音・悪臭

肉体的=病気・仕事疲れ

精神的=家族関係・病気

 

2.ストレスが原因の病気

胃潰瘍・心臓神経症・円形脱毛症・喘息・アトピー性皮膚炎・ポックリ病・肌荒れ

鬱病・不眠症・便秘・生理不順・月経困難症

 

3.東洋医学では

肝鬱気滞ストレスにより気の巡りが悪くなった状態

気滞血お(=ヤマイダレに於)気の巡りが滞り、血流も悪くなった状態

肝鬱気滞→肝欝化火→肝火上炎→肝火生風→熱極生風

(詳しくは、鍼灸院の先生などにお尋ねください)

4.治療穴

☆基本穴

○百会(督脈)・大衝(肝経)・神門(心経)・内関(心包経)

☆補助穴

○頭痛=天柱・風池・太陽・合谷

○肩凝り=肩井・外関

○腹痛=足三里・中かん(=月に完)

○便秘=足三里・天枢・大巨・合谷・大腸兪・小腸兪

○生理=三陰交・腎兪

(詳しくは、鍼灸院の先生などにお尋ねください)

 

5.ストレス解消法

  1. 睡眠不足が充分とれるよう、寝室の環境を整え、寝る前は気持ちをゆったりさせる。
  2. 家庭の中ではいつもニコニコ、笑顔で暮らす。
  3. 楽しい食事と適量のお酒。
  4. グチのこぼせる友達や、話し相手をもつ。
  5. 次の休みが待ち遠しくなるような、楽しい旅行計画や趣味をもつ。
  6. 毎日、身体を動かし汗をかく。スポーツや運動を生活の一部とする。
  7. 好奇心を失わない。
  8. ゆったりとした気分で、ぬるめのお風呂にゆっくりはいる。

by Eiichi H

 

2005年5月1日、5月3日

愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています

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台紙付お灸の使い方

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お灸広重を使い、ワークショップ会場の皆さんにお灸を体験をしていただきました。
「結構気持ちが良いと」言う声も多く聞こえてきました。
指導は、長谷川栄一先生。実演は長岡亨先生にお願いしました

2005年5月1日、5月3日
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています

長谷川栄一(はせがわえいいち)
http://www.chiryouin.com/hase

長岡亨(ながおかとおる)
http://www.n-acp.com/

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お灸体験::愛知万博編

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ワークショップは終了しました。
たくさんのご応募、ご参加ありがとうございました。

出展期間
平成17年4月29日(金)から平成17年5月3日(火)

パビリオン名
中部千年共生村(Chubu Community for Millennial Symbiosis)

ワークショップ名
お灸体験!千年の癒し や・い・と

展示内容
「なぜお灸は風邪に効くのか」協力:関西鍼灸大学灸道部
「経絡経穴図」協力:丸一製薬株式会社(白紅(しろべに)・もぐさ・鍼灸 器材の総合商社)

「もぐさが出来るまで」

ワークショップ内容
日替わりで超一流の鍼灸師らが来場。
期間中、お灸の体験やってます。これで、会場の歩き疲れ、普段のお悩みも解消!

講師の方々

4月29日
佐藤学先生
関西鍼灸大学灸道部

4月30日
福西佐元先生

5月01日
長谷川栄一先生
長岡亨先生

5月02日
さきたま伝統鍼灸研究会

5月03日
長谷川栄一先生
長岡亨先生

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環境にやさしい医療:お灸

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今回の博覧会テーマのように現代は環境との関係が注目される時代です。

以前は「医療は命にかかわるので別物」という感じがしていたのですが、今では例外でなくなりました。
医薬品、医療器具などが製造から廃棄までの間にどれくらい環境に負荷をかけているかを考えてみましょう。
例えば「冷やす」ということですが、湿布薬と氷を比べてみましょう。
打撲をして治療院に来院された患者さんに「冷やしましたか?」と聞きます。するとほとんどの患者さんは「湿布が無かったから冷やさなかった」という返事をしてきます。薬屋さんの宣伝が行き届いているのか、冷たい水や氷で冷やせばいい事に気付かないようです。

このように、お灸は環境にもとても優しい医療だということがお分かりいただけると思います。
お灸療法は専門家が治療法として利用するほかに、古くから家庭療法として親しまれてきました。
その名残が「弘法の灸」として各地に残っています。

「湿布薬」

  • 工場で製造する時の環境への負担

Ø 原料の科学物質、電気、廃液など

  • 輸送、保存時の環境への負担

Ø トラック輸送等の排気ガス。

  • 使用後の環境への負担

Ø ゴミとして捨てられ燃やされる。

「冷水、氷」

  • 製造する時の環境への負担

Ø 電気。家庭で作れる。

Ø 冬ならただで手に入る。

  • 輸送、保存時の環境への負担

Ø ほとんど無い。

  • 使用後の環境への負担

Ø 水へと戻るだけ。

それでは、

「鍼灸治療」の場合はどうでしょうか?

  • 工場で製造するときの環境への負担

Ø 原料はよもぎ。廃棄物は皆無です。

  • 輸送、保存時の環境への負担

Ø トラック輸送等の排気ガス。

  • 使用後の環境への負担

Ø 治療後の灰は残りますが、結局はヨモギ。

Ø 排気ガスの発生。

耳にしてから久しく経過しますが、東海大学医学部麻酔学科教授の山下九三夫先生が鍼灸治療のことを「省エネの医学」と呼び「効果もあり医療費の抑制にもなるのでもっと利用すべきだ」とよく話をされていました。
今あらためてその意義を考えて欲しいと思います。

2005年4月29日
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています

佐藤学(さとうまなぶ)
●はり師・きゅう師。あん摩・マッサージ・指圧師。柔道整復師。
東京教育大学理療科教員養成施設卒。
関西鍼灸大学名誉教授故和田清吉先生に師事。
病院勤務、鍼灸院助手をへて名古屋市南区で父が始めた佐藤鍼灸院を引き継ぐ。
●平成16年4月から
河合塾学園、トライデントスポーツ健康科学専門学校はりきゅう学科講師を務める。

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お灸はナゼ風邪に効くのか

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関西鍼灸大学灸道部

私たちは関西鍼灸大学の灸道部(お灸に興味を持った学生の集まり)の学生と、お灸の啓蒙活動をしている鍼灸師の集まり「やいとstation」のメンバーです。万博を通して、世界にお灸を発信できる事をとても光栄に思っています。今までにお灸を知らなかった国内の人はもとより、外国の人たちにもお灸の素晴らしさを発信できてこんなにうれしいことはないと今からワクワクしています。ぜひ、私たちのつくったパネルをご覧ください。また、ワークショップをお楽しみ下さい。
一灸入魂の精神で頑張りますのでよろしくお願いします。

パネルセッション 「なぜお灸は風邪に効くのか」

お灸の効果について、関西鍼灸大学で行われている研究の一部を紹介しています。
愛知万博・中部千年共生村会場内の展示パネルを公開いたします。

どうして風邪をひくのかな

からだは「異物」がはいってくるとからだの外へ追い出そうとします。「異物」とは自分ではないもの、つまりウィルス、花粉、ハウスダストなど体に入ると有害なもののことです。第一防衛軍を自然免疫、第二防衛軍を獲得免疫といいます。私たちのからだには、病気にならないための仕組みと病気と闘う仕組みが備わっています。

-更に詳しくどうして風邪をひくのかな99kb)-

お灸で風邪を予防しよう

  • お灸を続けていると風邪をひきにくくなるらしい

『お灸は風邪予防の効果がある』という実験データがあります。関西鍼灸大学の教員と学生71名を「お灸をするグループ」と「お灸をしないグループ」に分け、風邪をひかなかった人の数を比べてみました。

  • お灸は続けないと意味がないんだね

8週間のお灸をした後、1ヶ月間経過観察をしました。実験結果から、お灸を続けると風邪をひく人が少なくなることがわかりました。特に、若い人より30歳以上の人で「お灸をした人」と「しなかった人」の差が大きくなりました。年齢が上がると抵抗力は落ちていきます。お灸は下がった抵抗力を上げてくれる働きをするようですね。また、お灸は2ヶ月以上続けると明らかな効果があらわれてくることもわかりました。お灸は続けたほうがいいんだね。

更に詳しくお灸で風邪を予防しよう(27kb)

なぜ、風邪ひきが減ったんだろう?

  • もぐさ成分とからだ防衛軍の関係

お灸を続けた人は風邪ひきが少なくなりました。どうしてでしょうか?
もぐさの有効成分は製油成分とタール成分にわけられます。タール成分の一つ、カフェタンニンを除去したもぐさ(CT(-)もぐさ)と、通常もぐさ(CT(+)もぐさ)を使って、ラットの足三里相当部位にお灸をし、リンパ節を取り出して、もぐさの有効成分がからだ防衛軍(白血球)に与える影響を調べました。

  • 免疫システムとからだ防衛軍

からだ防衛軍とは白血球のことです。白血球の働きのことを「免疫」といいます。免疫を担当する白血球がよく働くためには、サイトカインという物質が必要です。お灸を続けていると、サイトカインの生成または分泌が活発になります。この実験ではお灸を続けると、マクロファージやNK細胞など、第一防衛軍が良く働くようになったことと、第二防衛軍への連絡係ヘルパーT細胞の働きが良くなっていることがわかりました。お灸を続けると、初期段階の免疫応答の働きが良くなるから、風邪をひきにくいからだづくりに役立つんだね。

更に詳しくなぜ、風邪ひきが減ったんだろう?.pdf へのリンク(100kb)

お灸にもぐさを使うわけ

  • もぐさの成分

もぐさの有効成分はチネオール、ツヨンといった精油成分と様々なタール成分に分けられます。タール成分のうちメタノール分画中には皮膚脂肪質過酸化抑制作用(発ガンを抑制したり治療を早める作用)を認め、プロパノール分画中のカフェタンニンが示す抗酸化作用の有効性などもわかってきました。今回は、タール成分のうち、プロパノ-ル分画中について分析し、もぐさの示す色々な薬理作用と成分の関係について調べました。

  • やけどと灸痕のちがい

火傷と比較すると、灸痕は治癒しやすく、皮膚がんの報告がありません。もぐさに含まれるカフェタンニン成分が、皮膚の損傷を最小限にし、灸熱刺激を有益なものにしているのではないかと考えられています。

更に詳しくお灸にもぐさを使うわけ.pdf へのリンクお灸にもぐさを使うわけ(33kb)

指導関西鍼灸大学:灸道部顧問五十嵐 純

ワークショップ 「もぐさをつくろう-Fire is good for your health!」
ご来場の皆様お一人お一人がヨモギからもぐさをつくり、自分でつくったもぐさに線香で火を付けてみようと思っています。さて上手にもぐさをつくれるでしょうか。ちゃんとお灸が出来るでしょうか。

協力やいとstation

2005年4月30日
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています。

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お灸の据え方:熱くないよく効く「八分灸」

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「八分灸」

熱くない、アトの残らないお灸がある

お灸と聞いただけで、熱い、怖い、アトが残る、何に効くのかわからない、本当に効果があるの?・・・
等々、マイナスのイメージをお持ちの方が多いのが実情です。ちょっと待って下さい。誰しも熱いのは嫌です。だから、仏教と共に我国に入ってきて一千五百年も歴史のあるお灸にあって、熱くない工夫がいろいろなされてきました。又、大きな効果がなければ一千五百年も続いてくるはずがありません。熱さの緩和策としては、間接灸に向かっていった方向と、直接灸のまま工夫をこらす方向の二つがあります。間接灸とは、もぐさと皮膚の間に色々なものをはさんで、熱が間接的に伝わるようにしたすえ方です。紙、ビワの葉、ミソ、塩、ニンニク等をスライスした物等があります。しかし、昔からプロは直接灸のみを実施してきました。その理由は、直接灸の方が間接灸より効果が格段に高いからです。直接灸でありながら、熱さを最小限にしたのが「八分灸」です。効果の大きい「八分灸」を私は強くお勧めします。八分灸は、もぐさが八分くらい燃えて、熱さを感じるか感じないかその一瞬に、燃えているもぐさをつまみ消しながら皮膚から取り去ります。

速効性

八分灸には即効性があります。特にひざの痛みや腰痛等の痛みの疾患では、一回の治療でその痛みが大幅に除去されるのが普通です。膝の痛みで階段の昇降が困難であった人も一回の治療で帰りには格段に楽になるのが普通です。又ギックリ腰で杖を忘れて帰ることもよく見られることです。

八分灸の特徴

お灸程、衛生的な治療はありません。エイズやC型肝炎等のウイルスは、血から血へ、あるいは粘膜から粘膜へ感染します。その点、お灸は表皮のみを対象としますので、ウイルス感染の心配はありませ。又、八分灸には副作用がありません。お灸は中国を起源として三千年をこえる歴史があります。我国へは、仏教が伝来する時に、僧侶が仏教と共に持ち込んだものです。聖徳太子の時代に入ってきたのです。だから、一千五百年の歴史が我国においてもあるのです。今日に至るまで、プロもすえましたが、素人も各家庭で据え続けてきたものです。もし重大な副作用があるなら、こんなにも長く家庭で続けられるはずがありません。副作用が無いからこそ続いてきたのです。

2005年4月30日
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています

福西佐元(ふくにしすけはる)
http://www.okyu.org/

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八分灸:チャレンジ編

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「八分灸」のすえ方

を、福西佐元先生に指導いただきました。
皆様も解説を参考にして是非一度、お灸に挑戦してください。

【用意するもの】

もぐさ、線香、灰皿、水入れ、タオル、マジックペン(油性が好ましい)

【すえ方】

  1. 少量のもぐさを机の上に置き、その端に少量ずつのもぐさをくっつけてゆき、長さ5cmくらいの棒状にします。それを手のひらに置き、両手ですり合わせて直径4mm、長さ5cmくらいのひも状にします。
  2. 右手の薬指をみずにつけ、スーッと皮膚上をぬらします。
  3. その上に、ひも状のもぐさを7mmくらいの大きさにちぎって置くと、もぐさは水の吸引力で皮膚上に吸着します。
  4. 線香でもぐさに点火します。
  5. 直前に線香を置き、親指と人差し指を水でぬらします。
  6. あらかじめ熱さを感じるやいなや「ハイ」と合図してもらうことにしておき、その「ハイ」で水にぬれた指で燃えているもぐさを強くつまみ消しながら皮膚から取り去ります。
  7. こまめに指をタオルで拭いてから、次に点火し上記の動作を繰り返してゆきます。

【ツボの取り方】

八分灸をどこにすえるか、そのすえる場所がツボです。ツボにはいろいろな考え方がありますが、素人の方は次のように考えてください。

①ツボは押して痛い所である。
②ツボを点と考えず、面と考える。

つまり、押して痛い所を全部ツボと考えるのです。押して痛かったら、その痛い所に油性のマジックペンで印をつけ、それらの印全部に八分灸をすえてゆくのです。この場合、指で押すだけでは、痛い所とそうでない所がわかりづらければ、先の丸い鉛筆等で押してみるとよくわかります。

参考にしてください(八分灸のすえ方:http://www.okyu.org/suekata.html)

2005年4月30日
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています

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八分灸:動画編

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「八分灸」のすえ方を、福西佐元先生に指導いただきました。
皆様も参考にしてお灸に挑戦してください。

2005年4月30日
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています。

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Hachibuky? in English

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Hachibuky?: the Painless and Effective Treatment

1. One Moxibustion Neither Burns nor Scars
When many people think of moxibustion, scary images of burning and scarring come to mind. They wonder what it can be used for or whether it even works. In fact, people have many negative preconceptions about moxibustion. But wait just a minute. No one likes burning, but one type of moxibustion, which came to Japan with the arrival of Buddhism 1500 years ago, contains a number of innovations to prevent burning. Furthermore, its continued use for 1500 years is a testament to its effectiveness.
In order to avoid burning, there are two types of moxibustion: those involving indirect application of moxa and those involving direct application using special techniques. Indirect application consists of placing an item in between the moxa and the skin so the heat is felt indirectly. Slices of paper, loquat leaves, miso, salt, and garlic are among the items used in this treatment. Medicinal goods, which involve making a paper tube, stuffing it with moxa, and applying it to the skin with an adhesive, are already sold on the market.
Since the olden days, however, professional moxibustionists have exclusively used direct moxibustion, as it is undeniably a more effective treatment than indirect application. Hachibuky? is a high recommended type of effective direct moxibustion which minimizes burning.
Because Hachibuky? burns approximately 80% of the moxa, the burning moxa is extinguished and removed from the skin as soon as heat sensation is felt.

2. Fast Acting
Hachibuky? is also fast-acting, especially for ailments such as knee pain or lower-back pain. Applying this treatment just once typically eliminates most of the pain. People who normally have trouble going up and down stairs due to knee pain typically felt dramatic relief on their way home after one treatment. Furthermore, people with strained backs would, having been treated with Hachibuky?, often forget their canes upon leaving the treatment center.

3. Special Features of Hachibuky?
There is no cleaner treatment than moxibustion. Viruses such as HIV and Hepatitis-C are spread via blood or mucous membranes. Because moxibustion is used on the surface of the skin, there is no chance being infected by a virus.
In addition, there are no side effects with Hachibuky?. Moxibustion was first started in China and has history of more than 3000 years. When Buddhism first came to Japan, during the era of Prince Shotoku, the monks responsible brought this treatment as well. Thus, moxibustion has a history of 1500 years in Japan alone. Not only professional moxibustionists, but average people have been using it since. If there were serious side effects, usage of this treatment would not have continued for such a long time. Indeed, a lack of side effects is the reason that people have continued to use Hachibuky?.

4. What Can Hachibuky? Be Used For?
Hachibuky? can be used to treat various ailments. You might be surprised at its many different uses.
1. Injuries
Knee pain, lower-back pain, sciatic nerve pain, stiff upper-back, stiff shoulders, elbow pain, tenosynovitis, rheumatism, foot pain, cramping, herniated disk, sprain.
2. Internal Disorders
Asthma, bronchitis, cold, gastric inflammation, gastric ulcer, eating disorder, nausea, gastroptosis, duodenal ulcer, constipation, diarrhea, colitis, hepatitis, nephritis, pancreatitis, diabetes, menstrual pain, menstrual irregularity, endometriosis, palpitation, shortness of breath.
3. Other
Headache, heaviness of the head, irritation, menopause, sleeplessness, stagger, eye fatigue, glaucoma, sinus infection, pain of the hip joint, trigeminal nerve pain, Bell’s Palsy, flagellation, cold sensitivity.
4. Autonomic Nerve Imbalance
For some people, a checkup at the doctor’s might reveal little or no abnormalities, but they suffer from the following type of symptoms: loss of energy, depression, frustration, shortness of breath, palpitation, sleeplessness or poor quality sleep, headache, heaviness of the head, stagger, lightheadedness, paranoia, feeling faint, nausea, loss of appetite, hot flashes, and eye fatigue. Hachibuky? can help treat these symptoms.

5. How to Perform Hachibuky? Moxibustion
Items to Prepare
Moxa, stick of incense, ashtray, water basin, towel, magic marker (oil based).

Moxa can be bought at a drug store, and incense and magic markers are available at supermarkets.

Moxibustion Method
1. Put a small amount of moxa on the table and press it together little by little until it is approximately 5 cm long. Take the clump and rub it between hands to make a string which is 5 cm long and 4 mm in diameter.
2. Dip ring finger in water and lightly moisten skin.
3. Break off a 7 mm piece from the string of moxa and place it on the surface of the skin. The adhesive power of water should help hold the moxa in place on the skin.
4. Use the stick of incense to light the moxa with your right hand.
5. Place the incense stick in front of you and moisten thumb and index finger of your left hand.
6. Have the person receiving the treatment give a signal of “OK” as soon as they feel a burning sensation. At this signal promptly pinch-out the burning moxa firmly with moistened thumb and finger then remove it from the skin.
7. Wipe fingers on a towel, and repeat the above procedure in the necessary areas.
6. Locating Tsubo
The place where you should use moxibustion is called a tsubo. While there are a number of different ideas on how to locate tsubo, inexperienced users should follow the following advice:
1. Tsubo is a place which hurts when pressed.
2. Think of tsubo as a surface rather than a point. In other words, everywhere on the body which hurts when pressed is a tsubo. Mark each place that hurts with the oil-based marker, and then treat each area with Hachibuky?. For people who, using their fingers, are not sure whether a certain area is a tsubo or not, it is easier to determine with the help of a round pencil or similar object.

7. How to Cure Knee Pain
Outline of Treating Knee Pain
1. Descend a staircase by starting with your good leg.
2. With one finger, feel around the area(s) which hurt on your bad leg and mark the painful spots to be treated.
3. Treat each point twice with Hachibuky?.
4. Descend a staircase one more time starting with your good leg. Repeat steps 2 and 3.
5. Repeat steps 2 through 4 and eliminate the painful areas one by one.

Treatment Areas for Lower Back Pain
Treat the areas which hurt when pressed from those shown in the diagram.

8. Hachibuky? in Literature
As was mentioned above, Hachibuky? has a long history in Japan because it came over with the arrival of Buddhism. Consequently, many examples of Hachibuky? can be found in classical literature. In particular, a traditional poem by Fujiwara no Sanekata, found in the Goshui Wakash?, and a traditional poem by Izumi Shikibu, found in the Shinkokinsh?, talk of the authors’ love for their partners burning like the moxa in moxibustion. The poems share the common metaphor of describing love as moxibustion, with its positive effects on health and existence as a driving force behind life. It is our hope to revive this positive image that once existed in the Heian Period, the time that these poems were written.

9. Contact Information
Sayama Yojo Shinkyuin
5-2342 Sayama, Osaka Sayama-shi, Osaka, JAPAN
Tel: +81-72-367-7329 Fax: +81-72-367-1997
* A two minute walk from Osaka Sayama-shi Station on the Nankai-Koya Line.
Director: Sukeharu Fukunishi

Books written by Mr. Fukunishi:
Moxibustion Treatments to Perform at Home (Nittoushoin)
Tsubo Acupressure Treatment Using Pencils (Nittoushoin)
Assorted Stories of Moxibustion throughout Japanese History and Culture (Tosei-sha)

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