酸化

ここからは、私の考察になります。
もぐさが赤くなる現象は酸化で間違いない気がします。
ある物質が酸素と結びつき化学反応を起こした。
もぐさの原料は植物であるヨモギです。
木材と同じようにタンニンが成分に含まれているかもしれません。
そこで、ふっと頭をよぎります。
展示パネル。
「お灸はナゼ風邪に効くのか」もぐさの成分が記されているパネルがあります。

もぐさの成分

お灸にもぐさを使うわけ

もぐさの有効成分はチネオール、ツヨンといった精油成分と様々なタール成分に分けられます。…中略…今回は、タール成分のうち、プロパノール分画中のカフェタンニンについて分析し、もぐさの示す色々な薬理作用と成分の関係について調べました

パネルにはもぐさ及びヨモギに含まれるカフェタンニン成分との記載があります。
私には単なるタンニンとカフェタンニンなる成分の正確な違いは分かりませんが、
タンニンなら経年変化による酸化。
カフェタンニンならメイラード反応に似た現象による褐色化ではないだろうかとの推測を立てた次第です。
あと一つ。
透熱用もぐさは赤くなると記載してきましたが、訂正します。
ヨモギやもぐさにタンニンが含まれているのなら、温灸用もぐさにも含まれていて当然です。
ですから温灸用もぐさも赤くなっているはずです。
ただ、温灸用もぐさはその色合いが緑色である為に、赤褐色化しているのかどうかの判断が難しく
酸化はしているとは思いますが彩としては出現していないというところでしょうか。
以上が、彩の正体に関する私の推論になります。
私の力ではここまでが精一杯。
また何かの機会が御座いましたら推考するといたしましょう。