Blog-万里一空-

多分稀な職業の部類に入ると思います。 小中高大学そしてサラリーマン時代を通して「俺んちもぐさ屋」という友人や知人またご家族の方についぞお目にかかる機会は御座いませんでした。勿論、家業を継いでからは業界の方とお会いすることは御座いますが、それでもこの稀な家業を継いだ私の思いを当てもなく綴ろうかと思います。更新は不定期です。

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もぐさの製造に関する講演-東京衛生学園専門学校様_2019年

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先日(H31.02月22日)、東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科様にて講演活動を行ってまいりました。同学科に入学された方は「はり師きゅう師国家試験」に合格する事が最大の目標となります。訪問した週末には2年前の同じ頃に亀屋の講演を聴講頂いた方々が学園生活最大の‘ヤマ’に臨まれます。学校全体が緊張感漂う中でハッキリと分かる事。それは弊社の講演テーマ(『より品質の優れたもぐさをより効率的に製造するには?』)は余り国家試験対策向きでない。むしろ教科書とは異なる内容を一生懸命にお伝えしている事実。それでも講演時間は180分×午前中&午後の2講演とたっぷり頂いています。同校様では入学試験の面談時に国家試験合格の先を考えて国家試験対策以外の授業もカリキュラムに多く含まれている説明をされるそうです。だから毎年お声がけ頂いています。(笑)
日頃の授業はどうしても受け身になりがちですが、教員免許を取得していない私が授業を引き受けるには受講頂いている皆様のお力添えが不可欠です。『共に考える。そして知識を試す。』講演の半分の時間はテーマに即したもぐさ作りを行います。何に気を付け、どうすれば限られた時間で納得のいくもぐさを作ることが出来るのか?すり鉢と手また石臼の違いなど僅か1時間ほど前に聞いた言葉がご自身の知恵となる瞬間を皆様と一緒に楽しんでいます。
今回の写真は、仕事の疲れにも、大森の夜の誘惑にも負けず通学をされている夜間部生の方々です。兎に角「もぐさの色味」だけを追求され自家製もぐさを作られたYさん。Yもぐさに実際火を点け燃え方を話し合った皆様の感想に私自身も新たな発見をしちゃいました。本年ご聴講頂いた皆様とは来年に工場見学でお会いできることを楽しみにしています。

※弊社の講演活動の模様をご紹介いただいています。こちらも併せてご覧ください。
【東洋ブログ 大希のつぶやき】艾(もぐさ)作りをプロに学ぶ「亀屋左京商店」

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製造道具と国家試験

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一年で最も寒いこの季節が、もぐさ作りの最盛期とは…。体を動かしていても寒さは身に沁みます。
弊社はここ数年「もぐさ作り」に関する出張講演や工場見学を実施しています。学校様へ伺い(or弊社へお越しになり)「もぐさ作り」に関する様々な工程や工程上使用する装置などをご覧頂く訳ですが、多くの方が初めて見る・初めて触る体験をされます。弊社の「もぐさ作り」に関するプログラムは鍼灸を専門に学ぶ学校へ通っている方々が対象となるため、私共の説明の意図とは関わりなく「国家試験」に関する言葉なども登場します。以下は10年程前に実際に出題された問題らしいです。試験後に多くの学校様から問い合わせが有りました。そこで私の気が付いた事。それは、言葉を知っていても実物を知らない・見たことがない、という事実。今回の写真は『長通し』から排出される原料です。講演では動画を、工場見学では実物を見る事が可能です。

2008年(H20年)第16回 はり師・きゅう師国家試験

きゅう理論 (問題151~160)
問151
艾の精製に用いる用具と用途との組合せで誤っているのはどれか。
裁断機 ― 乾燥したヨモギの葉を刻む。
石臼 ― 葉脈を除去する。
長唐箕 ― 挟雑物をふるい落とす。
唐箕 ― 毛茸の表面付着物を除去する。

http://jihou-kai.com/exam/shinkyu/2008/kyuriron.html -引用しました。

長通し長通し後

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年末・年始休暇のご案内-2018年-

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寒冷の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。 平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。さて、誠に勝手ではございますが、弊社では以下の期間を 年末・年始休暇とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますがご協力の程宜しくお願い申し上げます。

平成30年12月29日(土)~平成31年1月6日(日)

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平成30年12月27日(木)15:00迄のご注文分→平成30年12月28日(金)に出荷できます。
平成29年12月27日(木)15:00のご注文分は 平成31年1月7日(月)からの出荷になります

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もぐさ工場見学-東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科様_2018年

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先日(H30.11.23)は東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科様をお迎えして弊社もぐさ工場見学を行いました。伊吹山には初冠雪、彦根地方気象台では木枯らし1号が報告されるなど寒さが身に染みる日となりました。昨年は先生方のみの見学でしたが今年は30名程の見学希望の生徒様方にもお越し頂けました。同校様では毎年2月に1年生の方々を対象に「もぐさ製造」の講演を行っています。事前に製造に関する予備知識を頭に入れて頂いているために、製造をするための「臼」であったり「長通し」であったり「唐箕」であったりとご自身のイメージと実際に使用されている道具との同調作業が可能となり楽しく見学できたのではないでしょうか?パワーポイントに画像や動画をふんだんに取り込んでの解説なのですがやっぱり実物をご覧いただき、じっくりと製造過程を堪能していただく事が最も伝わり易く、また最もご理解いただける作業になる事を私自身も実感いたしました。今回、見学開始時間も14:30と通常より遅めのスタートとなり、また当初予定していた見学時間を大幅に超過してしまい東京への帰路や今後のご予定に支障が生じる事態となり弊社としても反省する点も多々御座いましたが、これに懲りず来年も是非お越しください。

 

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もぐさ工場見学-京都仏眼鍼灸理療専門学校様_2018年

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今シーズン一番の冷え込みでした。今朝(H30.11.20)の気温は3℃。防寒用のインナーを着込み工場周辺の掃除と安全確認作業を済ます頃にはしっかりと汗ばんでいました。本日は京都仏眼鍼灸理療専門学校様をお迎えしての工場見学です。同校様には「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」の国家資格取得を目指せる4つの学科があります。この国家試験を目指し日々学びを追求する50名を超す生徒の皆様にご参加をいただきました。
『もぐさ製造工程』の根本的な作業に関して大雑把に言っててしまうと今も数年前も数十年前も同じです。生産効率を追求し、極限までにヨモギを精製する技と智恵。積み重なる経験に支えられ今日まで細々とですが脈々と伝え続けられています。逆に言えば、数十年前よりも数年前よりも更に昨年よりもやはり今年の技量は進歩しているのです。見学中、一人の生徒様が「やはり人でしか出来へんな」とポソリと言われました。もぐさ自体は欠落によって出来る商材だけにその都度の原料を見極める眼力が必要です。機械化したくても出来ない分野は未だ健在なのかもしれません。治療をされる方も道具を作る側の人間も根の部分では同じモノを見ているのかもしれません。そんな言葉が載っていましたので…。

近年はAIやIoTなどの発達により、多くの仕事がロボットに置き換わるのではないかと言われたりします。しかし、人が人に施す「CAREとCURE」という仕事は置き換えることはできないでしょう。「人を癒せるのは人」という信念を持って、人も、自分も幸せにできる豊かな人生を京都仏眼で掴み取ってほしいと願っています。

-京都仏眼鍼灸理療専門学校 理事長・校長 小林 靖弘 -同校様HPより引用しました。

 

 

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