「八分灸」のすえ方

を、福西佐元先生に指導いただきました。
皆様も解説を参考にして是非一度、お灸に挑戦してください。

【用意するもの】

もぐさ、線香、灰皿、水入れ、タオル、マジックペン(油性が好ましい)

【すえ方】

  1. 少量のもぐさを机の上に置き、その端に少量ずつのもぐさをくっつけてゆき、長さ5cmくらいの棒状にします。それを手のひらに置き、両手ですり合わせて直径4mm、長さ5cmくらいのひも状にします。
  2. 右手の薬指をみずにつけ、スーッと皮膚上をぬらします。
  3. その上に、ひも状のもぐさを7mmくらいの大きさにちぎって置くと、もぐさは水の吸引力で皮膚上に吸着します。
  4. 線香でもぐさに点火します。
  5. 直前に線香を置き、親指と人差し指を水でぬらします。
  6. あらかじめ熱さを感じるやいなや「ハイ」と合図してもらうことにしておき、その「ハイ」で水にぬれた指で燃えているもぐさを強くつまみ消しながら皮膚から取り去ります。
  7. こまめに指をタオルで拭いてから、次に点火し上記の動作を繰り返してゆきます。

【ツボの取り方】

八分灸をどこにすえるか、そのすえる場所がツボです。ツボにはいろいろな考え方がありますが、素人の方は次のように考えてください。

①ツボは押して痛い所である。
②ツボを点と考えず、面と考える。

つまり、押して痛い所を全部ツボと考えるのです。押して痛かったら、その痛い所に油性のマジックペンで印をつけ、それらの印全部に八分灸をすえてゆくのです。この場合、指で押すだけでは、痛い所とそうでない所がわかりづらければ、先の丸い鉛筆等で押してみるとよくわかります。

 

参考にしてください(八分灸のすえ方:http://www.okyu.org/suekata.html)

2005/04/30
愛知万博中部千年共生村ワークショップ「千年の癒しやいと」にて開催された内容を基に編集しています